ベルリン、2021年4月21日 – 培養乳製品会社であるLegenDairy Foodsは、消費者向けブランドとして「Formo」にリブランドし、培養乳製品の未来を切り開く最前線に立ちました。Formoは、動物を使わない乳製品に特化した精密発酵分野でヨーロッパをリードする企業です。

新しいブランド「Formo」は、科学やチーズ、会話を通じて未来の食品を形にします。「Formo」はラテン語で「私は形づくる、私は形成する」を意味し、古代ローマ人が技術革新でチーズを改良してきた伝統と深く結びついています。成長し続ける科学者やビジネスリーダーのチームを紹介するFormoの新しいhere.も公開されています。

Formoは、牛ではなく微生物を使用して動物由来ではないミルクタンパク質を生産します。まず、選択された微生物にミルクタンパク質のDNA配列が組み込まれます。この細胞は発酵槽で成長し、十分なタンパク質が生成されるまで培養されます。生成されたミルクタンパク質は植物由来の脂肪や炭水化物と組み合わせ、チーズ製造の基礎を作ります。そこから、伝統的な方法で発酵、酵素、または加熱によって凝固させ、カッテージチーズとしてすぐに包装することも、熟成させて独自の風味を引き出すこともできます。

「私たちはLegenDairy Foodsというブランドで、精密発酵分野における地位を確立することから始めました。最高の人材を確保し、最初のプロトタイプの検証も完了した今、保護可能な消費者向けブランドを立ち上げるのに適したタイミングだと判断しました。新ブランドは、おいしい動物性原料不使用の製品を通じて食品システムを変革するという、私たちのビジョンと価値観を体現しています」とFormo創業者兼CEOのRaffael Wohlgensinger氏は述べています。

Formoの創業者兼CSOであるBritta Winterberg博士はこう述べています。「私たちのチームは、ヨーロッパのチーズ文化の最高の部分を世界中の人々に楽しんでもらいたいと考えています。伝統と先端科学を組み合わせて、良心的でより持続可能な技術を使ったおいしいチーズ製品を提供し、喜びをもたらす新しい方法を切り開いています。」

ブランド変更と同時に、Formoは最初の製品を消費者に届ける準備を進めています。今年中にミシュランスターシェフとコラボレーションした製品デモンストレーションイベントを開催する予定であり、近い将来、培養乳製品に関する消費者受容調査も発表される予定です。

FormoのCFO、Roman Plewka氏は、「6ヶ月間のアムステルダムのクリエイティブスタジオforpeopleとの密接な協力の末、私たちは独自性があり記憶に残り、かつ柔軟に対応できる名前とアイデンティティを確立できたと感じています。私たちは目的志向の企業であり、Formoというブランドは将来的に伝統的な乳製品を超えていく可能性を秘めています」と述べています。

ForpeopleのクリエイティブディレクターであるPatrick Niall氏は、「アイデンティティの中心には、チーズ製造のイノベーションと進化の伝統があります。Formoという名前から、職人によるスタンプやシンボルまで、おいしいハイテク乳製品の次なる進化を祝うための言語を識別する戦略を採用しました」と語っています。

Formoについて

Formoは、次世代の持続可能で健康的かつ公正な乳製品を消費者に届けることを目指すフードバイオテク企業です。Formo（旧LegenDairy Foods）は、培養型酪農製品を開発する欧州初のセルラーアグリカルチャー企業です。これは精密発酵技術を用いて生産された、動物を使用しない本物の乳タンパク質をベースとした乳製品です。創業者のRaffael Wohlgensinger氏とBritta Winterberg博士によって設立され、消費者の妥協ではなく、おいしく先進的な製品を通じて持続可能で倫理的な食のシステムを実現することを目指しています。